グループ相談

◎過去のレポート
就学にあたって(2018年12月)

 先日、西淀川区の小学校の先生方が姫島こども園の見学会を行ないました。その時の資料は、保護者の声をもとにして作ったものを保護者と確認し合いました。参加された保護者は就学児を持つ保護者だったので、どのようにしたら保護者が安心して就学を迎えることができるかなど、資料を読みながら小学校の対応や不安について話をしました。

 ある保護者は地域の小学校の受け入れが良く、何回も見学に行かせてもらい、「木曜日は毎週来たら良い」と学校側から提案されたことを話しました。一方、就学時検診の際に、前日に電話をしていったにも関わらず、他の子どもと同じ対応をされて、情報が共有されてないことを不安に感じた保護者もいました。学校の先生が我が子の手首を強めに引っ張り、泣いて嫌がっているのに無理に検診を受けさせようとする姿を見て、事前に配慮してほしいと伝えていたのに…と理解してもらうことの難しさを共有し合いました。

 また地域の小学校に見学に行った時に先生方が子どもへ関心を示してくれず、声かけすらなかったなど辛い思いや肩身の狭い思いをさせてしまったという体験談を語って保護者同士で共感し合うこともありました。

 最初に嫌な経験をすると相談することをあきらめてしまったり、我が子に辛く当たられるのではないかと不安を覚えたりもするが、学校の先生に親の思いを聞いてもらい、親から見ても安心できる受け入れをしてもらえるよう、率直に話ができる関係を築く努力が大切なこと、また何回相談しても、先生の対応が変わらない場合は、教育委員会も相談にのってくれることを園長から伝えました。

 昨年度の卒園児の引き継ぎの例をあげながら、連携の大切さを伝え、保護者からの依頼で学校の先生が引き継ぎに来ていただいたり、ていねいに保護者の不安を聞いてくださったことを話しました。

 参加した保護者は不安もあるが、今後先生が子どもの様子を見に姫島こども園に来てもらえるか、きちんと引き継ぎをしてもらえるかを学校の先生と相談してみようと前向きにグループ相談を終えました。

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