「支援の原点と意味了解的アプローチ-自尊感情・自己肯定感に焦点をあてて-」 |
行動障がいについて考える 障がいのある子どもの生活においては、幼少期から、できることを増やすための働きかけが強くなりがちです。その結果子どもは自信を損ないやすく、元来の願いとは裏腹に、様々な生きにくさにつながる危険をはらんでいます。 水仙福祉会では、乳幼児期・学齢期・成人期にわたる長年の支援を行なってきました。激しい自傷や暴力、必死なこだわりといった「行動障がい」を、本人の訴え・表現としてその意味を受けとめ、背景にある思いに寄り添って周囲の人との関係を調整していく支援を〈意味了解的アプローチ〉として提唱しています。 今回の講座では、心理の立場から支援の原点について鯨岡峻先生に、また福祉の立場から意味了解的な支援について松端克文先生にご講演いただきます。実践報告では、成人期の利用者への長期にわたる支援と幼児期の支援を紹介します。支援者との信頼関係を基盤とした「自分で決める」営みへの支援が、その人の存在を認め、ひいては自尊感情・自己肯定感につながっていることを、事例を通して検討します。 |
■日時
|
上に戻る△ |