会報「風の輪」 第37号(平成20年5月発行)
お母さん大好き!! 子どもインタビュー・保護者アンケートをもとに

親の願いが子へ 子の思いが親に

 風の子保育園・風の子ベビーホームは、家庭と園とが車の両輪となり一緒に子どもを育てることを大切と考え、保護者と保育士でテーマを持って話し合うグループ懇談会を行なっている。
 昨年度のテーマは「子どもと良い関係を築くために」。事前に子どもへのインタビューと保護者へのアンケートを実施し、懇談会への参加をよびかけ、多くの出席を得た。
 そこでは、3、4、5歳児へのインタビューと保護者へのアンケート(後掲)などの結果を「子どもの声」「親の思い」にまとめた資料や、インタビュー時の子どもについて各担任から報告があった。その中で、普段なかなか聞けない子どもたちの声と親の子どもに対する願いをつきあわせて、「親と子どもとがかみ合わない所はどこか」「親の願いが子どもに伝わり、子どもの思いが親に届くにはどうしたらよいか」を保護者と話し合った。
 ∧子どもへのインタビュー∨お母さん、お父さんのどのようなところが好きですか。お母さん、お父さんにしてもらって嬉しかったことは。∧保護者へのアンケート∨お子さんといて楽しいと思う時は。自分が子どもの時、親にしてもらって嬉しかったこと、嫌だったことは。

何気ないことが 楽しくて嬉しい
 今回、子どもたちの声で確認できたことは、お母さんの「怒ってばかりで子どもからよく思われていないのでは」との心配をよそに、子どもたちは、お母さん、お父さんのことが大好きだということ。 そして、何か特別なことをして欲しい、聞いて欲しいと思っているのではなく、「抱っこして欲しい」「一緒にお風呂に入るのが楽しい」等、日常生活での何気ないことが楽しく、嬉しいことであるということであった。
 また、お母さんたちからは「本当は抱っこして欲しいのに『赤ちゃんや』と言われるのがイヤだという子どもの声に、そんな思いをさせていたのかと考えさせられた」「友だちとの約束を破ってはいけないと言っているが、わが子との約束を守っていないことがあり反省する」などの意見が出された。「自分もこのようなやりとりがあった」と、自分自身の親との関係を振り返る保護者もいた。
 「子どもの声」をきっかけに、いつも急がせてしまうことが多かったが、10分程余裕を持って準備して接するように心がけると、子どもの方から話してくれることが増えたという嬉しい報告もあった。

流れ行く時の中 子供の声に耳を
 毎日の生活が大人のペースで運ばれがちで、つい後回しになる子どもとの関わり。今回の懇談会で、もう一度、子どもの声に耳を傾けていくことの大切さを、保護者の皆さんと保育士とで改めて確認することができた。
 今後も、保育士である私たちが、子どもの行動の意味や思いを理解し、子どもと保護者とのつなぎ役ができるように努めていきたいと思っている。
風の子保育園・風の子ベビーホーム 副主任・仲井 史

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社会福祉法人 水仙福祉会