会報「風の輪」 第41号(平成21年5月発行)
第三者評価で高評価得る 受審結果公表で透明性の確保へ

受審結果公表で透明性の確保へ
 風の子保育園・風の子ベビーホームは大阪市社会福祉協議会(以下、市社協)による「福祉サービス第三者評価」を受審。3月11日、評価決定委員会による認定を受けた。
 第三者評価は、まず大阪府評価基準項目による評価チェックシートに基づいて自己評価を実施。一方で、市社協が独自に全保護者を対象にアンケート調査を行なった。また、市社協から調査者3人が1月30日に来園し、各種規程やマニュアル、施設運営や保育記録などの「書類調査」、設備や環境、保育内容等の「観察調査」、園長・職員への「ヒアリング調査」などを行なった。
 これら「自己評価」「アンケート調査」「評価調査者による調査」の3つの要素に基づいて市社協内に設けられた評価決定委員会が最終の結果を取りまとめ、認定書とともに結果報告書が園長あてに手渡された。
 結果は90項目のうちA評価が75、Bが14、Cが6という内容であり、これについて、松村園長は「比較的高い評価をいただいたが、この結果に甘んじることなく、『本人の主体性を尊重する』という法人の共通理念のもと、さらに質の高い保育を提供していきたい」とコメントしている。

日頃の地道な努力が、今回の結果に結びつく
 昭和31年に幼児40人で開園した風の子保育園と乳児45人で49年に開園の風の子ベビーホーム。
 当園では大阪で初めて障害児保育を開始(47年)、また意図的に縦割保育、自由保育を導入(49年)するなど、子どもに必要と考えられる保育を先駆的に実践してきた。
 必要なことは行政からの補助金等がなくても実施するという、法人理念の根幹を形成する「セツルメント精神」は現在にも受け継がれ、保育・給食等の現場における安心・安全・環境への配慮といった取り組みなど、日頃の地道な努力が、今回の結果に結びついたことであろう。
 両園では、今後とも子どもを主体と捉え、自ら高いハードルを設け、それを越える努力をしていきたいと考えている。
 詳しくは、HPで掲載しています。
風の子保育園・風の子ベビーホーム

<評価機関の総合コメント>
 駅前の静かな住宅地に位置し、昭和31年保育園を創設、50有余年の歴史があります。この間、時代の変化、地域のニーズに応えるため、園舎の建て替えやベビーホームの新設、増改築を行ない、定員増を図るとともに先駆的に障害児保育を実施され、児童館も設置し、園と相互に連携し、一体的に運営しています。
 「園と家庭とで育てる子ども」を基本方針の一つにすえ、保護者との相互理解に努めています。幼児中心の保育園と乳児中心のベビーホームが近い距離にあり、お互いに行き来し、異年齢の交流を図っています。家庭的で居心地よく過ごせるよう配慮され、子どもの自由な発想や経験を大切にした保育が実践されています。
 また、園長は、長年培ってきた豊富な経験と深い知識をもって事業に取り組んでおり、指導力を発揮しています。

<特に評価の高い点>
 利用者尊重の姿勢を保育理念、職員行動規範に掲げ、人権への配慮、また、保護者の意向を活かす取り組みが行われています。子育て講座を年数回開催するなど、子育て支援活動も活発に行なっています。
 一人ひとりの個性と主体性を受け止め、お互いを大切にした人との関係を育てる保育理念をもとに、自由保育、縦割保育、障害児保育が実践されています。木や畳を基調とした保育室や設備、主体的に自由遊びや活動ができる保育環境、また、異年齢の交流の中で育ちあう子どもの姿や職員の関わりの姿勢が見られ、生活の場とした保育の実践がうかがえます。
 また、法人内のさまざまな施設との連携の中で、専門分野からの指導や助言、研修への参加などにより、保育内容の充実や職員の資質の向上が図られています。

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社会福祉法人 水仙福祉会