会報「風の輪」 第47号(平成23年3月発行)
家族の言葉に誰もが共感 「新春のつどい」で我が子を語る
今年、1月30日にプラザオーサカ(大阪市淀川区)で開催された「新春のつどい」に出席し、久し振りに心を洗われる感動を覚えた。
 この会は、風の子そだち園とワークセンター豊新(生活介護事業所)に関係する障害のある人やその家族の思いを語る場であった。
特に、我が子が成人になるまで、障害があるが故に幾重にも手をかけてきながら、結果として本人の意志を無視してしまったという親の反省の言葉には、誰しも共感させられるものであった。
障害の重い人の特徴である言葉の無さが、家族間の関係を始めとして周りとの様々な関係を困難にしているが、一番辛い思いをしているのが本人であろう。本当は言葉だけでなく、声や表情、態度をもって一生懸命、自分の思いを表現しているのである。しかし周りの人たちは言葉に頼ってしまっているので、本人を分からない存在として見てしまう。障害児者への理解は、そこが出発であろうと思われる。
 この周りの人との関係性の障害こそ、障害者が生きにくい社会にしてしまっているのである。
さて、4人の家族の率直な思いの発言と裏腹に、利用者たちは舞台で力強く和太鼓を演じ、ダンスや合唱に心から楽しく参加し興じている姿があった。親の思いとは別に成人になった子どもたちは、今もしっかり足を地に付けて生きているようである。参加した多くの家族は、おそらく安堵の思いで集いを眺められたことだろう。
[写真コメント]余暇メンバーによるダンスの披露と我が子を語る保護者の方々(円内)
社会福祉法人 水仙福祉会 理事長・松村寛

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