会報「風の輪」 第51号(平成26年1月発行)
保育園 装い新たに
  風の子保育園は、昨年(2013年)秋に建て替え工事が完成し、11月1日より新園舎にて保育が出発しました。
 これまでの風の子保育園園舎は、1978年(昭和53)に建てられた鉄筋コンクリート造3階建の建物でした。建設当時は、モダンな外観で、大変評判を得ておりました。しかし、この建物は1981年(昭和56)の建築基準法の改正前の建物であったため耐震基準構造上、不備があるとされていました。
 阪神大震災以降、耐震補強が強く要請されるようになり、早くからこの対策をせまられておりました。実際に、築35年を経過しており、老朽化が大変進んでいましたので、早晩解決しなければならない状況でした。
 鉄筋コンクリート造の建物の補強工事をよく街の中で見ますが、窓が×印の鉄骨で塞がれ不細工な姿です。それに補強工事といっても莫大な費用がかかります。元々、大きな建物ではないので、建て替えた方が良いのではないかと専門家のアドバイスをいただいておりました。
 こうした経緯があって、早くから近隣の空き地を取得し準備をすすめておりました。それ以降大阪市へ建て替えの助成を、お願いをしていたところ、2012年(平成24)に国庫補助が決まったとの連絡をいただきました。ただし、昨今の待機児童対策を兼ねての補助金のため、乳児30人の増員が条件となったため建て替え予定の建物の規模が大きく膨らんでしまいました。
 新園舎は鉄筋コンクリート造3階建(一部4階建)、延面積1445・70平方米、これまでの旧園舎の約2・5倍の広さになりました。
 新園舎の特徴は、1階に地域子育て支援を行なう「子育てひろば」、早朝、延長の子どもたちが過ごす部屋を特別に設けたこと、ランチルームを用意し、交代でお昼を食べるようにしたこと、各階に教材庫を設置し、保育室内の用品の混雑を解消したこと、幼児の保育室内にDEN(洞穴)というコーナーを設けて、子どもたちが「隅っこ遊び」を楽しめるようにしたこと、廊下やテラスを広く取り、子どもたちの遊びの環境を豊かにしたこと、プレイルームを、旧園舎の1・5倍の広さにしたので各種の行事がやりやすくなったこと、そして園庭の遊具をなくし、高低差のある芝生の広場だけにして、一般の保育施設にはない実験的試みを行なったことも大きな特徴でしょう。
 この新しい園舎には、外部の方、保護者や地域の方々から、「すばらしい園舎だ」と好評をいただいております。しかし、保育は外観だけでなく中身が大切ですので、これまで以上に質の向上に努め、保護者や地域の信頼を得る施設にしていきたいと思っています。
[写真コメント]園庭にて、みんなでピース(上)と、新園舎へ初登園の様子(右下)
水仙福祉会 理事長 兼 風の子保育園 園長 松村寛

会報・職員の声ページに戻る    トップページに戻る
社会福祉法人 水仙福祉会