会報誌「風の輪」に掲載している当法人の各施設・事業所で働く職員による随筆です。


「サインに気付き 読み解く力を」

 私は2年働いていた風の子保育園から淡路こども園へ異動になった。

 最初は保育園と違う子どもたちの行動、その裏にある意味がわからず、困ってしまうことがたくさんあったが、日々悩みつつ子どもと関わるなかで、ようやく「ああこれかな」と子どもの気持ちを感じ取れるようになってきた。

 こども園の子どもたちは不器用だけど、ママやパパにも支援者の私にも「気持ちをわかってほしい」というサインをずっと出している。ただそれがわかりにくくて難しい。でも子どもの気持ちを推測し、確かめ、受け止めて、周りの人にも伝えていくことでどんどんとお互いが変わっていく。

 「この人と一緒にいたい」「この人じゃないと嫌」という思いが生まれてくる。ママやパパも、もっと子どもをわかりたいと思う気持ちから接し方が変わってくる。そういった変化や成長に日々出会えることは本当に嬉しい。

 見逃してしまいそうな小さな変化に応えられる感受性を持ちたいと思う。伝え方が不器用だからこそ、わかってもらったときの子どもの喜びはきっと大きいものだろう。私も多くを学んで、感じて、日々を大事に過ごしていきたい。

淡路こども園・保育士(平成19年入職)
第43号(平成22年2月発行)より

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