「スゴイ!」

 私は、風の子児童館や風の子保育園でずっと子どもたちと関わってきた。そして、淡路こども園に異動してからは3年目になる。

 異動して、淡路こども園にもやっと慣れたころ、子どもの表に出せない思いに気づきハッとした。「せんせい、ぼくのところにきて」と思いながらも、言えずに自分の足の裏をペチペチと叩くAくん。自分のつもりと違い困ってしまうと人に頼れず、「どうしたらいいの」と慌てるBくん…。

 児童館や保育園では子どもたちから「せんせい一緒に遊ぼう」「こんな遊びしたい」と言ってくれ、自分が使ってるから「イヤ!」と言葉でお友だちに直接伝えたり、困った時も大人に視線を送りながら泣いたり怒ったり、思いをはっきりと伝えてくれていた。

 淡路こども園では毎日の子どもとの関わりを通して、子どもがいろいろな場面で相手に思いをうまく伝えられず困ってしまった時、うまく伝えられない子どもの思いに大人がどれだけ気づき、受けとめるかが本当に大切で、大人との安心した関係があってこそだと改めて思う。

私のなかで「できることが当たり前」と思っていたことの一つひとつがそうではなくて、私と子どもたちとの関係が築かれていくなかで「こんなことを教えてくれるようになった」「前よりも視線を送って伝えてくれるようになった」など、私は子どもたちのちょっとした変化が「スゴイ!」と思えるようになった。

 これからも、子どもたちの「スゴイ!」をみつけていきたい。

淡路こども園・保育士(平成21年入職)

第52号(平成26年7月発行)より

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