概要

学齢期の支援の必要性
 私たちは、たとえ障がいがあっても、地域社会のなかで生き生きとその人らしい生活が送れるためには、幼児期、学齢期、成人期を通して、本人の主体性が尊重され、継続し一貫した支援が必要であると考えています。特に、学齢期は、子どもたちが心身ともに大きく成長する大切な時期です。この時期をどのように過ごすかは、将来の生活のあり方を左右するほど重要です。
 身近な大人や友だちとの人間関係、学校や放課後、また家庭での経験、親と先生との信頼関係など、本人をとりまく環境のあり方と周りの人たちとの関わりや経験が、子どもの成長に大きな影響を与えます。
 同法人の風の子児童館子どもの家、淡路こども園とも連携をはかりながら、本人や家族が学齢期に直面する様々な悩みや困難に目を向け、それらが改善され、生活が前向きになっていくよう、本人の療育と家族の支援に取り組みます。

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方針
  1. 一人ひとりを大切に
    人としての尊厳や本人の意思を何よりも尊重し、一人ひとりの発達や障がいに応じた療育援助や保護者相談を行ないます。本人の全体像を捉え、対人関係、コミュニケーション、認知面、情緒面を含めて、バランスよく調和のとれた育ちを支えます。

  2. 家族への相談、支援
    家族の悩みや生活上の困難について相談に乗り、どんな障がいがあっても、家族の一員として前向きに生活し、家族と本人との気持ちが通じ合える関係作りを支援します。また、母親だけでなく、父親も主体的に子育てに参加できるよう、父親への働きかけも積極的に行ないます。

  3. 家庭との協力関係
    子どもの生活全体を視野に入れ、本人の理解や対応が家庭とちぐはぐにならないよう情報を交換し、率直に話し合いながら、共通理解に努めます。

  4. 学校との連携
    保護者が学校の先生と本人の理解や対応について、率直に話し合える関係を築けるように援助します。また、学校と連絡・協議できる場を作り、連携しながら本人の成長を支えていきます。

  5. 地域での暮らしを支えるために
    社会の一員として、家庭や社会生活も視野に入れ、本人や家族が暮らしやすいように制度の利用についての相談・支援をします。必要に応じて、関係機関と連携をはかります。

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運営主体
社会福祉法人 水仙福祉会