2月18日に「関心広がるウェーブ講座~災害炊き出しシュミレーションと非常用トイレ製作~」が風の子そだち園で開催されました。
この講座は、市民フォーラムおおさか「伝えたい」情報CLUB・大阪市西淀川区社会福祉協議会ボランティア・ビューローが主催で行なった災害ボランティア講座の一環で、一般募集した方々と風の子そだち園の利用者とそのご家族、姫島こども園の職員、地域生活支援センター
風の輪の職員総勢約30人が参加しました。
災害時炊き出し訓練では、ジップロック(ポリ袋)でお米を炊く方法を教わりました。豚汁作りでは、災害時は十分な調理器具が無いとの想定で、お好み焼きのコテで野菜を切り、昆布茶をダシに味付けしたり、乾物はビタミンを多く含むとのことで、切り干し大根で即席の御漬け物を作るなど、非常時の様々な知恵を学ぶことができました。
その後は、場所を風の子そだち園のバスガレージに移し、地元の工場から譲り受けた一斗缶を使って非常用トイレ作りを行ないました。缶の上部を缶切りで開け、便座になる蓋を切り抜いたりと、かなりの力仕事でしたが、参加者それぞれに助け合いながら、トイレを完成させました。10個のトイレは風の子そだち園、姫島こども園、地域生活支援センター 風の輪各施設の備蓄品として保管していきます。
参加した利用者のお母さんは「日頃の備えの大切さ、あるもので力を合わせて乗り切ることの大切さを経験できました」と話しておられました。
今回の講座で風の子そだち園を使ってもらうことで、日頃、施設に入る機会のない地域の方も直接利用者と接するなかで非常時の際に何ができるのか、また施設側も地域に何ができるのかを考える良い機会となったように感じました。 |