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事業計画

2018年度(平成30年度)事業計画
理事会・評議員会(2018年3月27日)にて承認

法人事業
  1. 風の子そだち園およびワークセンター豊新の利用者の保護者が年々高齢化していることから、利用者のグループホーム入所希望者が大変増えている。特に待てない緊急性の高い人が居り、何らかの対応を迫られている。今年度は多額の資金を要するグループホームの建設を考えるのではなく、マンション、住宅等の賃借、若しくは購入等でもって、グループホームを増設し、ニーズに応えていきたい。加えて、サービス付高齢者向け住宅なども含めて、障がい・高齢住居系支援については検討していきたい。

  2. 風の子そだち園およびワークセンター豊新の利用者の保護者が年々高齢化していることから、利用者のグループホーム入所希望者が大変増えている。特に待てない緊急性の高い人が居り、何らかの対応を迫られている。今年度は多額の資金を要するグループホームの建設を考えるのではなく、マンション、住宅等の賃借、若しくは購入等でもって、グループホームを増設し、ニーズに応えていきたい。加えて、サービス付高齢者向け住宅なども含めて、障がい・高齢住居系支援については検討していきたい。

  3. 毎年開催してきた法人主催の「発達講座」は、昨年第10回目を行ない、外部の参加者が200人に達する盛況であった。今年度も想を改め、中味のある講座を準備し第11回目を行ない、広く啓発活動をすすめていきたい。

  4. 当法人の理念は、セツルメントの思想を原点として活動することを目標としてきたが、社会福祉法人の地域貢献の必要性が問われている今日、それぞれの施設において工夫を行ない、これまで以上の地域への福祉課題にとり組んでいきたい。

  5. 法人全体の職員研修や、各施設ごとの職員研修を充実し、職員の質的向上に努める施設・事業所でのメンター制度を継続し、担当助言者が相談にのりながら、若手職員の育成に力を入れたい。

  6. 法人本部の建設完了を機会に、本部の煩雑な業務の合理化と強化を図り、本部と各施設との関係を一層密なものにしていく。

  7. 各施設の防災体制を整備するとともに、法人本部を中心とした体制を整える。

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風の子保育園・風の子ベビーホーム
  1. 事業について
    (1) 職員体制の事情から、新入園児の受け入れを24人とする(0歳児9人、1歳児14人、2歳児1人)。風の子保育園と風の子ベビーホーム全体の定員を従来の190人から170人に変更。定員に関しては、全体のバランスや職員体制、地域の状況などを見ながら引き続き検討する。
    (2) 現在は午前7時から午後7時30分までの保育時間であるが、職員の対応に困難があるので、午後7時までの30分短縮の保育について再検討していく。

  2. 職員の資質向上について
    (1) 職員の資質向上が急務となっている。法人の理念を理解しそれを実践できるよう職員研修に力を注ぎ、職員の資質向上と、協力関係の強化に努める。
    (2) 大人との信頼関係が築かれにくい乳児期からの課題の積み残しなど、個別対応を必要とするケースが増えてきている。子どもの育ちに関する理解や定期的なケース討議を積み重ね、より適切な関わりや保育の方法を深める。

  3. 保育内容について
    (1) 通常の保育に自由保育の理念が浸透するよう心がけ、強制的、いっせい的にならないよう心がける。また、自由保育を指向する園の保育方針が年間行事の内容と矛盾しないよう検討する。
    (2) 0、1歳児に対しては、担当制保育を正しく適用し、担任と子どもとの依存関係を深めていく。この関係をクラス内で支え合っていく。
    (3) 今年度も食育に力を入れる。子どもたちの食を大切に、食材・食器を工夫し、家庭的な雰囲気のなかで食べすすめられるようにする。また野菜の栽培・収穫・クッキングなどを行ない食全般についての関心を深める。
    (4) 子どもの育ちについて保護者の理解を深め、園と家庭とが良い協力関係を築きながら双方で子どもの成長を支えられるように、懇談会や勉強会などを開催する。

  4. 地域福祉について
    風の子保育園を拠点とする地域子育て支援拠点事業、児童発達支援、放課後等デイサービス事業、留守家庭児童対策事業(学童保育)、およびことばの教室などを支援する地域福祉担当職員を配置し、子育て支援や育児の悩みなどの電話相談も行ない、相互に連携しながら地域貢献を行なう。
    (1) 地域子育て支援拠点事業については、地域の子育て支援センターとして東淀川区内の子育てサロンへの講師派遣などを積極的に行ない、子どもの健やかな育ちに必要な考え方を伝えるとともに保護者の相談に乗る。
    (2) ことばの教室については、東淀川区役所と連携しながら、保護者と子どもの間に気持ちの通じ合う関係が育つよう支援する。また、淡路こども園との連携をはじめ就園に向けた相談に乗る。

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風の子児童館子どもの家
  1. 事業について
    昨年に引続いて入所児童の減と補助金の縮小などがあり厳しい財政であるが、永い伝統のある施設であるので、今年度も維持継続して運営していきたい。保護者との関係を一層密にして、これまでと同様相互の信頼と協力関係を築いていきたい。

  2. 自然体験について
    今年度も丹波や比良の自然生活体験施設を活用して自然学校やキャンプを企画し、専門スタッフの協力を得て内容の充実を計っていきたい。

  3. 地域福祉活動について
    児童館活動の主体は子ども達であるが、その対象は学童児、幼児、障がい幼児と様々である。また、その保護者との協力関係も大切である。地域福祉を担当する職員は、それぞれの対象は異なっても相互に協力しあい、地域福祉全体の効果をあげていきたい。

  4. 職員の資質向上について
    風の子保育園や風の子ベビーホームの職員研修にも積極的に参加すると共に、児童館関係、地域福祉関係職員として地域福祉、及びセツルメントの理念についても研鑽し理解を深めていく。

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風の子デイサービス
  1. 事業について
    送迎を行なうことにより、一定の利用児数を保っている。小学校低学年から特別支援学校高等部までと幅広い年齢で、障がい程度も身辺処理未自立やことばが出ない子どもから、自力通学可能な子どもまで幅広い。子ども一人ひとりの状況やニーズに応じて、風の子児童館の活動とも組み合わせながら柔軟に対応する。

  2. 内容について
    (1) 利用児童が自分の気持ちを充分に表現できるように支援する。必要に応じて家族との個別相談やグループ懇談を行ない、家族と共に考える。
    (2) 学校生活が子どもの状態に大きく影響するため、学校との連携を密にし、本人が安定した状態で生活できるよう働きかける。また、卒業後の進路については法人内の障がい関連施設とも連携しながら検討する。
    (3) 活動内容は個々の状況や関心に応じて設定する。活動の一部は風の子児童館と一体で行ない、統合的に保育するなかで人との関係を深め対等な友だち関係が築けるよう援助する。

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淡路こども園

多機能型の児童発達支援センターとして、地域の障がいのある子どもとその家族、関係機関に対して、4つの事業(児童発達支援・保育所等訪問支援・放課後等デイサービス・障がい児相談支援)をしっかり展開していけるように取り組む(児童発達支援:定員30人、放課後等デイサービス:定員10人)。また平成30年度の制度改正に伴う報酬改定を踏まえ、加算の届け出、職員配置等に対応して安定した施設運営に努める。
  1. 療育について(児童発達支援、放課後等デイサービス共通)
    (1) 本人主体の療育…「本人の意思を尊重し、人への信頼・自尊感情を育む」「園と家庭が協力して子どもの成長を支える」「ライフサイクル支援」という園の基本方針に基づき、園と家庭が車の両輪となって取り組む。
    (2) 専門性の充実…子どもの発達状況に応じた保育を基本に、運動発達、医療、発達相談(発達検査と評価)、音楽療法等、専門的支援を充実させる。
    (3) 家族支援…母親が精神疾患で子育てが難しい、きょうだい共に発達に問題がある等、本人だけでなく、家族の抱える困難に対応するため、一層の充実を図る。
    子育てセミナー、個別・グループ相談、カウンセリング、保護者会の活動・交流を通して、悩みや困難が軽減し、ゆとりを持って子育てできるよう支援する。
    母親の他、父親、きょうだい、祖父母なども参加できる行事やファミリーデイ、幼児期~学齢期、成人期のつながりを作るための勉強会や懇親会を実施する。
    (4) 食育への取り組み…保育者も栄養士や調理師に学びながら、食育についての意識や知識を高め、献立や偏食の問題、アレルギーのある児童への対応について、定期的な会議を持ち、園全体で取り組む。また食への関心や興味を育くむため、保育で調理活動を積極的に行なう。

  2. 療育相談の充実
    (1) 障がい児相談支援事業・計画相談支援事業…東淀川区、淀川区在住のサービス利用希望者に十分対応できるように、相談支援専門員の体制を整える。またサービス担当者会議や他事業所との連絡、協議を積極的に行ない、連携・協力できる関係構築に努める。
    (2) 保育所等訪問支援事業…保育所、幼稚園、学校等にスタッフを派遣し、子どもの理解や支援について、助言と行なうとともに、連携・協力関係を築く。
    (3) 障がい児等療育支援事業…専門性を活かした地域への取り組み。
    地域の在宅幼児と保護者を対象とした『ことばの教室』を実施。
    幼児期・学齢期の親子を対象に、発達相談を実施。

  3. 放課後等デイサービス事業
    (1) 親子通園で子どもの保育だけでなく、保護者の話を聞いて、学齢期の悩みや困難の相談にのる(グループ相談・個別相談)。
    (2) 月、水、金は小学校低学年、土曜日は小学校高学年と中学・高校生のグループに分けて実施する。また高校生は相談支援事業のスタッフと連携をして、学校や関係機関と連絡を取り、進路の相談にのる。

  4. 職員の資質向上をめざす
    (1) 定期的にサービス担当者会議やケース討議、クラスの話し合いを行なう。また外部研修への参加等、職員の学びを積極的に支援する。
    (2) 職場での人間関係、連携等の問題や職員のストレス対策に取り組み、職員の個性と良さを活かせる職場を目指す。

  5. 自然に親しみ、療育に活かす
    法人所有の丹波や比良の自然生活体験施設の利用、丹波で採れた食材を利用した加工品の販売や昼食での利用を積極的に行なう。また施設内で花や野菜を育て、手入れをする等身近な自然と関わる。

  6. 地域に根差した施設づくり
    (1) 東淀川区障がい者自立支援協議会こども部会と相談支援部会、淀川区障がい者自立支援協議会こども部会や区社会福祉施設連絡会への参加を通して、地域福祉の推進に積極的に関わる。
    (2) 防災訓練、地域の行事、こども食堂など地域の取り組みに積極的に参加するとともに、淡路こども園ふれあいまつり等、施設の行事への参加と協力を呼びかけ、より一層地域の人たちとの関係づくりに努める。

  7. 防災対策
    (1) 火災と地震・津波の各々の防災訓練を親子日と単独日に隔月で実施。
    (2) 大阪市避難行動要支援者避難支援計画に基づき、防災対策を推進していく。

  8. 苦情解決・権利擁護
    (1) 利用者、家族からの苦情には迅速に対応し、利用者個人の権利擁護に努める。事業者向け自己評価や保護者向け評価の結果を公表するとともに、運営方法や支援に反映させる。
    (2) 虐待防止委員会の運営を通して、利用者の人権の擁護に努める。

  9. 環境整備・修繕
    下水管の取り換え工事、外壁の修繕、2F地域文庫の空調の取り換え等、施設内外の修繕を計画的に進めていく。

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姫島こども園

多機能型児童発達支援センターとして、児童発達支援、保育所等訪問支援、放課後等デイサービス、障がい児相談支援の4事業を一層充実させ、関係機関との連携を深めることで、地域の要配慮児と家族に質の高い「本人主体の支援」「家族支援」を提供することを目指す(児童発達支援:定員40人、放課後等デイサービス:定員10人)。平成30年度の制度改正に伴う報酬改定を踏まえて、安定した施設運営に努める。
  1. 保育・療育について
    (1) 従来の「本人の意思を尊重し、人への信頼・自尊感情を育む」「園と家庭が協力して子どもの成長を支える」「ライフサイクル支援」という基本方針に基づき、園と家庭が車の両輪となって支援に取り組む。
    (2) 知的障がい、発達障がいを中心に多様な障がいのある子ども一人ひとりに対して、障がい・発達に応じたきめ細やかな対応ができる体制を整える。心理、保育、身体運動など、人格発達を前提とした、調和の取れた専門的支援をめざす。
    (3) 様々な療育に特化した事業所が増え、情報過多で揺れがちな家族に対し、個々に抱える多様な課題への対応を含め、家族支援の充実を図る。
    気持ちの通じ合う人間関係を築くための支援・助言。
    保護者の悩み・困難の軽減と、ゆとりをもった子育てにつながる相 談・支援を積極的に行なう(子育てセミナー、個別相談、グループ相談、保護者同士の交流など)。
    母子に加え、父親・きょうだい・祖父母などが参加できる家族行事、ファミリーデー、懇親会の実施(安定した家族、家族間の繋がりの形成を目指す)。
    (4) 保育者と栄養士・調理師が定期的に内部昼食会議を実施して、献立、偏食、アレルギーへの対応を検討し、「食育」への関心を育てる。
    (5) 風の子そだち園の利用者との積極的交流を図る(園芸、行事参加など)。

  2. 療育相談の充実
    (1) 障がい児相談支援事業・計画相談支援事業…通園児と地域のケースに対応できるよう、相談支援専門員が十分な職務遂行のできる体制を整備する。サービス担当者会議、他事業所との連携、風の輪とのケース検討会を進める。
    (2) 保育所等訪問支援事業…実施を通して、子どもの成長を共に支える関係を、保育所、幼稚園、小学校、支援学校等との間に構築していく。訪問支援員の確保が課題。
    (3) 障がい児等療育支援事業…療育の専門性を生かした地域貢献を積極的に進める。
    地域の在宅幼児と保護者を対象とした親子教室を引き続き実施する。
    幼児期、学齢期の親子を対象に発達相談を実施する。
    保育所、幼稚園、学校、事業所等との連携においてリーダー的役割を果たす。
    職員研修に講師を派遣。当園で支援者向け講座を企画・開催する。

  3. 放課後等デイサービスの充実
    (1) 引き続き親子通園(水・木・土)を実施し、子どもの療育と並行して学齢期に生じる保護者の悩みや困難の相談に重点を置く(グループ相談、個別相談)。
    (2) 平日(火・水・木・金)のサービス提供時間を17時から17時30分に延長、週1日利用の親子通園ケースについて送迎サービスにより単独通園日を増やす(火・金)。一人あたりの利用頻度を増やし、支援の継続性と運営の安定化を図る。
    (3) 運動、音楽、調理、創作等従来の活動に加え、買い物、散歩、地域資源の利用(プール等)、イベント参加など社会経験を培う園外活動を取り入れる。
    (4) 学校や放課後デイサービス事業所と連携し、「本人主体の支援」の視点を共有したサポート体制を築いていく。不登校児など困難ケースの個別支援会議に参加。

  4. 職員の資質向上をめざす
    (1) 一人ひとりの職員が意欲・自信を持ち、互いに率直に話し合い、良いチームワークが取れるようないきいきした職場作りに努める。
    (2) 定期的なケース討議、クラス討議に加え、理論と実践が結びつく研修を実施する。各職員は得意・専門分野の研鑚を積み、外部研修に積極的に参加し視野を広げる。

  5. 自然に親しみ、日常の保育・療育に生かす 
    丹波の旬の食材を昼食に利用し季節を味わうとともに、加工品等の情報も提供する。また、園内で野菜や花を育てることで、自然に親しみ感性を培う機会を提供する。丹波、比良の自然体験施設での家族行事への参加を積極的に呼びかける。

  6. 地域に根ざした施設づくり
    (1) 風の子そだち園、風の輪とともに、西淀川区自立支援協議会こども部会、相談支援部会への参加、ボランティア養成講座への協力等、地域福祉の推進に積極的に関わる。
    (2) 町会の一員として連合運動会、納涼大会等の地域活動に参加し、施設の見学会やボランティア受入れ等を通して、地域の人に施設を知っていただく機会を設ける。

  7. 防災について
    単独日と親子通園日に避難訓練を実施して、地域、行政と連携しながら、防災対策を推進していく。また、福祉避難所として災害時用の備蓄の確認と補充を行ない、地震などの緊急時には福祉的配慮のいる家庭の拠り所となる。

  8. 苦情解決・権利擁護
    (1) 苦情窓口で迅速に対応し、利用者個人の権利擁護に努める。
    (2) 虐待防止委員会の運営を通して、利用者の人権の擁護に努める。

  9. 環境整備・修繕
    (1) トイレの改修、電気室の改装をはじめ、床や各保育室の修繕を進める。
    (2) 屋外掲示板の設置し、地域への情報発信に努める。

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風の子そだち園
  1. 日中活動支援
    個別支援計画に基づいて、拠点となる4つのグループ編成のもと本人の課題、興味に応じ活動していく。グループを越えた活動と共に個別支援も積極的に行なう。また、より主体的になれるよう利用者からの発信、発案による活動の展開や、利用者同士の交流、話し合いの機会を増やしていく。
    (1) 仕事に繋げる(活動から仕事へ発展させる)
    製菓・製パン、加工(丹波の収穫物・昼食へ活用)、グループホームの夕食作り、和紙作り、丹波・しあわせ農園での作業、園芸、販売、カフェFu~接客。
    (2) 生活する力を育てる
    調理、清掃、図書館や本・パソコンの活用、学習。
    (3) 自己表現の力を育てる活動
    アート、音楽療法、創作、手織り、舞台発表、個別の話し合い。
    (4) 健康づくり
    スポーツセンターの利用、ダンス、ラジオ体操、ウォーキング、リラクゼーション、アロマセラピー。
    (5) 地域や社会との繋がり
    缶回収、公園清掃、公共交通機関を利用した外出、地域行事に参加。

  2. 医療
    嘱託の内科医、精神科医による定期的な診察、血液検査(今年はがん検診等)、看護師による血圧、体重測定等のチェックをし、家族や本人への食育や体調管理の指導(肥満、成人病対策)を看護師や管理栄養士とともに取り組む。

  3. 地域生活と家族を支える
    (1) 地域生活の充実
    夕方からの居場所(夕食作り、団欒の場)づくりの活動を進める。
    休日や施設利用時間以外に、文化や娯楽・趣味の活動(太鼓、サッカー、調理等)、重度の人を対象に個別や小グループでの活動を充実させる。
    夏期休暇、年末年始などの休日の支援や個別支援の充実を図る。
    丹波や比良のレスパイト合宿、経験を広げる小旅行を実施する。
    (2) 家族の相談と支援。
    必要に応じた個別相談や定期的にグループ懇談を行なう。
    家族のニーズに応じた医療、カウンセリングをコーディネート。
    冠婚葬祭への本人参加などの支援。
    (3) 親の高齢化の問題と本人の自立に向けて。
    親の高齢化にともなう諸問題に対し、関係事業所等との連携、情報の共有。
    新たなグループホームの立ち上げ、体験入居事業を利用したショートステイを定期的に行なう。

  4. 職員の資質向上とメンタルサポート
    (1) 職員が自信をもって仕事に取り組めるよう人事管理制度、キャリアアップの充実を図る。
    (2) アイ・サポート研究所と連携しながら法人全体研修を含め、職員のスキルアップのための各種研修を企画、実施する。
    (3) グループを越えた討議など全体で意見交換が行なえる場を設ける。主体的に外部研修に参加できるようにサポートする。
    (5) 専門カウンセラーの協力を得ながら、職場での精神衛生上の問題や職員間の人間関係におけるストレス対策に取り組む。
    (6) メンタル面のサポートとして、施設長・主任が相談にのり、必要に応じてカウンセリングに繋げる。

  5. 地域に根ざした施設づくり
    (1) 本館や新棟などを開放し、地域との繋がりが出来る企画を展開する。
    (2) 西淀川区障がい者地域自立支援協議会、自治会、地域行事、防災訓練等に積極的に参加する。

  6. 地震、津波を含む防災対策について
    福祉避難所として役割を果たせるよう定期的に訓練を行ない、施設内での訓練、研修を行なう。

  7. 成年後見制度と安心サポートの活用
    法人後見事業を運営し、軌道に乗せていく。

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ワークセンター豊新
  1. クラス編成と各グループの課題
    ワークセンター豊新は定員38人(登録44人)、平均支援区分が5.5であるが、昨年同様主に生活面やコミュニケーションの面が課題となる人たち (生活・活動グループ) と仕事を責任持って行なうことが課題となる人たち(工房・作業グループ)、作業グループへの移行が課題となるチャレンジグループの3グループ構成とする。

  2. 新たなグループホームの円滑な運営
    現在4住居で、19人の入居者が暮らしている。平成28年に運営を開始した4つ目のグループホームには6人が入居しているが、本人にとって無理なく利用できるよう徐々に利用日数を増やしている。

  3. 作業・活動内容
    (1) 今年度の作業・活動の特徴
    本人の意思決定を重視する
    直接支援だけではなく、個別支援計画の作成、事業計画の作成、旅行の企画、虐待防止法・差別解消法の学習などにもできるだけ主体的に参画できるようにする。
    重度の人に対して、コミュニケーション支援を積極的に行なう。
    軽度の人に対しては、地域との交流や本人同士の交流を進める。
    軽度の人の居場所づくりに取り組む(月・木・金の終了時間後)。
    地域その他
    地域との交流を積極的に進めるため、多幸公園祭り(10月)の他、5月下旬の土曜日にふれあいバザールを、地域の他事業所や団体、豊新地域活動協議会とも連携しながら実施する。
    アイランドキッチンの活用を引き続き積極的に行なう。
    医療面の強化を図るため常勤看護師の配置を必ず行なう。
    (2) 意欲が出るような仕事及び作業の開拓に職員が積極的に取り組む
    製菓、製パン、丹波関連の作業、陶芸、園芸、手織り、手芸等。
    (3) 社会性の形成と自己表現のための活動
    ミュージックセラピー、フリーミュージック、調理活動、SST(社会技能訓練)等。
    (4) 社会と結びついた活動・社会資源の活用
    地域の行事、パン、クッキー等の出張販売、図書館の利用、地域貢献活動(清掃活動)、リサイクル活動、小グループでの外食、園外活動、お誕生日会やクリスマス会でのボランティアの受け入れ、本人部会への参加等。
    (5) 医療・健康
    スポーツ施設の利用、ウォーキング、マッサージ、ヨガ教室、ハンドエステ。
    食生活の助言、バイタルチェック、デンタルケア、血液検査、がん検診等。

  4. 地域での生活と家族を支える
    (1) 地域生活の充実
    文化、娯楽、余暇への支援。
    本人企画の旅行、丹波・比良を利用した定期的な宿泊。
    (2) 家族の相談と支援
    個別相談の他、秋に自立や老後の問題についてグループ懇談を行なう。
    医師、看護師、カウンセラー等専門家による相談。
    家族の入院と冠婚葬祭などの援助。

  5. 職員の資質向上
    (1) 人事管理制度の充実
    職員一人ひとりが自信を持って主体的に生き生きと仕事をしていけるよう、役割等級、目標管理、人事考課、給与支給規定等人事管理制度の充実を図る。
    職員研修の見直し
    法人全体研修のほか、月2回の討議と月2回の研修を行なうようにする。
    年2回土曜日の午後を利用し研修を行なう。
    及び、対人援助の基礎的な力を身につけるようにする。
    岡村理論をベースにした個別支援計画、アセスメント作成、困難事例の検討を定期的に行なう(討議)。
    対人援助技術の研修(エピソード記述、ロールプレイ、アサーティブ  ネストレーニング、エニアグラムを用いた性格分析等)を行なう。
    職員の希望を尊重し、外部での研修や施設の内外での発表の機会を多く作る。
    個別の研修ファイルを作り、互いに報告しながら、一人ひとりの職員が積極的に研修に取り組めるようにする。

  6. 職員のメンタルケア
    全ての職員を対象に振返りの時間(個別、グループ)を作り、フィードバックを通して本人が自信を持ち、手応えを掴んで支援ができるようにサポートする。
    職員同士が信頼し気軽に相談できる関係を作っていくことを目標とする。
    必要な場合、専門カウンセラーや精神科医の相談を利用する。
    成年後見制度と安心サポートを積極的に活用する。

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水仙の家

高齢者福祉に関して、地域から必要とされる施設をめざして事業を推進する。そのために4つの事業を有する強みを活かし事業間の連携を構築するとともに介護保険事業の数値目標を設定し、受入態勢の整備と併行して利用者数の増加につなげ経営基盤の強化を図っていく。
  1. 居宅介護支援事業
    (1) 介護支援専門員は1人の主任介護支援専門員を含め全員が専従職員として3人体制で取り組み、資質向上に努めながら業務を推進するとともにブランチ職員と協働して東淀川区瑞光地域の相談にあたる。
    (2) 特定事業所加算対象事業所として次の事項を行なう。
    定期的に会議を開催し、互いのケースを理解し支援内容の検討を通じて介護支援専門員としての力量を高める。
    研修を計画的に実施する。
    支援困難ケースのケアマネジメント業務を受け、地域の関係機関と連携を取りながら、その地域生活を支えるよう努める。
    居宅介護支援専門員研修の受入先として対応する態勢を整える。

  2. 訪問介護事業/介護予防訪問介護事業(総合事業も含む)
    (1) 老老介護、経済・家族問題など複合課題を抱えるケースに対し、本人を取り巻く関係を充分に把握して対応していく。
    (2) サービス提供責任者が本人や家族の状況を的確に把握し、緊急時も含めてすぐに訪問できる体制を構築している。今後も様々なニーズに対応できるよう、訪問介護員を確保・育成し、質の高いサービスを提供する。
    (3) 障がい福祉サービスの居宅介護及び同行援護、移動支援を継続実施する。地域の障がい者からのニーズについては相談支援事業所と連携し、利用件数増加に努める。また、研修を実施し、障がい(者)への理解を深める。

  3. 通所介護事業/介護予防通所介護事業(総合事業も含む)
    (1) 中重度者ケア体制加算、サービス提供体制強化加算のとれる事業所として次の事項を行なう。
    中重度者(要介護3~5)の利用者を受け入れるためのスタッフ体制の維持ならびに、質の確保を図る。
    介護職員における介護福祉士資格所持者率を維持する。
    (2) 日常生活場面で個々のニーズを大切にし、その趣味や興味、関心が生かされる対応を心がける。利用者の発案や意見を尊重し、利用者主体で取り組めるよう努める。
    (3) 医療的なニーズを必要とする利用者が多いなか、介護・看護職員との連携を密にして、心身の変化を見落とさないように日頃からの体調把握に努める。
    (4) 趣味的活動や話し相手、施設内の清掃や植栽の管理などボランティアによる活動が継続されるよう、懇談会の開催等フォローに力を入れる。また、地域の生涯学習ルームや趣味の教室など、地域の方の発表の場としても活用してもらえるよう周知する。
    (5) 風の子保育園・児童館と日常的な交流の機会を持てるように連携を深める。

  4. 瑞光地域総合相談窓口(在宅介護支援センター)
    (1) 地域包括支援センターや区役所との連携により、各種会議に出席し地域動向の把握とともに、高齢者虐待防止や権利擁護の取り組みを推進する。また地域へ積極的に出向くことで、瑞光地域の窓口として、気軽に立ち寄ってもらえる場であることを周知する。
    (2) 法人内の相談支援事業所と連携し複合課題ケースの対応にあたる。
    (3) 介護保険を利用しない人の居場所の一つとして開催している「カラオケとランチの会」を今後も継続する。

  5. 付帯事業・地域向け事業
    (1) コーラスや絵てがみ教室の定期開催、認知症サポーター養成講座の開催や講師の派遣、1階ロビーの有効活用等をとおして、要介護認定を受けた利用者だけでなく、広く地域に開かれた施設として地域に貢献していく。
    (2) 大阪法務局大阪第一人権擁護委員連合会に場所を提供している「特設人権相談所」(毎月第1火曜日午後1時~3時30分)の、周知方法を工夫する。
    (3) 東淀川区社会福祉施設連絡会、高齢者虐待・認知症関連の連絡会や研修会への参加。東淀川区介護認定審査会にスタッフを派遣する。

  6. その他
    (1) 法人が所有する自然生活体験施設の利用を企画実施する。
    (2) 家族交流会の活動を支援し遺族に対するケアを図る。
    (3) 人材育成のため利用者理解の研修、勉強会を実施する。
    (4) 人材確保に資するために働きやすい職場環境づくりと勤務体制の適正化を図る。
    (5) 災害発生時に福祉避難所の役割を果たしていく。
    (6) 東淀川区小松地域活動協議会へ参加協力していく。

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風の輪
  1. 相談支援事業
    (1) 委託相談支援事業
    西淀川区は3期目(7年目)、此花区は2期目(4年目)を迎えるが、本年度より市障がい者相談支援体制の変更に伴い、「区障がい者基幹相談支援センター」として位置づけたうえで、体制強化を図りながら地域生活支援拠点機能を面的に整備する中心的な役割を担うこととなった。
    西淀川区障がい者基幹相談支援センター
    本年度は運営業務全般について見直しを行ない、基幹センターとしてさらなる力量向上と体制強化を目標とする。具体的には、個別の相談に対する連絡調整を行なうとともに、区内の相談支援体制の充実を目的に、特に以下の点に注力していく。
    本人主体の支援確立のため、各指定相談支援事業所との事例検討や困難事例への後方支援。
    地域包括支援センター等高齢者支援機関との連携。
    地域自立支援協議会の活性化。
    区内の指定相談支援事業所の力量を上げるための研修体制の整備。
    内部研修とともに外部研修への積極的な派遣で職員の実践力の向上。
    此花区障がい者基幹相談支援センター
    西淀川区同様、指定相談支援事業所への後方支援や高齢者支援機関との連携を図っていくとともに、地域各種団体との交流も積極的に進めていく。
    1期目で培った区内相談支援体制の基盤を強固にすべく、昨年8月の此花区内への事務所移転を最大限活かし、当事者・家族・関係事業所等に身近な相談機関として認知してもらえるよう、丁寧な対応と適切な助言が行なえるよう努めていく。
    両区とも、相談件数が増加している精神障がい者への対応については「訪問看護事業所といろ」の協力を得て、定期的な勉強会を実施する。
    (2) 指定相談支援事業(特定・一般・障がい児相談支援)
    法人内生活介護事業所の利用者については、原則引き続き対応を行なっていく。
    此花・西淀川・東淀川区の地域ケースについては、相談支援体制の充実のため、他の指定相談支援事業所で受けきれないケースに対応する。
    また、制度改正により新設された各種加算に対して的確に対応していく。
    (3) 地域自立支援協議会
    地域生活支援拠点機能の整備という観点からも協議会の充実は不可欠であり、引き続き運営に全力を挙げていかなければならない。
    西淀川区
    権利擁護・人権重視という共通の目的がネットワークの構成員間で共有され、本人のニーズを尊重した支援体制(本人主体の支援)の確立。
    全部会共通の研修として精神障がい者への支援を取り上げ、年間を通じた企画実施。
    新規参入の指定相談支援事業所や日中事業所等に協議会への参画を促すとともに、各部会の活性化に取り組む。具体的には、生活就労部会や児童デイ連絡会における課題抽出、障がいの理解やサービスの質の向上を図る取り組みを助言。
    区長との懇談会を継続的に開催し、区内障がい福祉に関する率直な意見交換を行なうとともに、市地域自立支援協議会へ意見を具申。
    此花区
    権利擁護・人権重視という共通の目的がネットワークの構成員間で共有され、本人のニーズを尊重した支援体制(本人主体の支援)の確立。

  2. 居宅関係事業所(居宅介護、行動援護、移動支援、重度訪問介護)の運営
    (1) 専業職員が定着して、主体的に働ける体制を構築する。東淀川区・西淀川区とも可能な限り専業職員が一堂に会し、ケース会議や研修等を行ない、情報の共有やケースの見方等を学ぶ機会を持つ。研修については、より充実させることを目的に、計画的かつ継続的に実施する。
    (2) 地域への派遣を増やす。
    (3) グループホームへの派遣を法人内生活介護事業所とともに計画的に進める。

  3. 研修(内部・外部)への取り組み
    重度障がい者への対応を含め、良質なサービスの提供を促進することが重要であり、相談支援員・専業職員・ホームヘルパーを対象に外部研修も積極的に活用し、人権擁護、虐待防止、障がいの理解、きめ細かな配慮・介護技術の習得、メンタルヘルスの問題への対応等の知識を得ることを目的に、計画的・継続的な研修を行なう。
     特に相談支援員については、積極的に外部研修へ派遣し、発達障がい・精神障がい・高次脳機能障がい等の専門的支援に関する知識の向上を図る。

  4. 余暇活動への取り組み
    FunFunクラブ(風の輪が独自に取組む西淀川区・此花区地域利用者の集まり)は、本年度6年目を迎える。参加人数の増加に伴い、運営面での問題を話し合っていく必要があるが、調理活動やお花見会、西淀川区社会福祉協議会まつりにおけるカフェの運営等、仲間意識を高める居場所づくりを継続する。
    法人内施設利用者への取り組みとしては、東淀川区・西淀川区のそれぞれに担当者を置き、日中支援施設と協働し、引き続き調理活動、和太鼓等を提案し、利用者の社会参加をバックアップする。

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