● | 新年度を迎えて 2019年4月・第494号「風の子だより」より |
桜咲く4月、新しい年度が始まりました。今年は元号が変わる年であるので、新年度を迎える気持ちも特別なものがあります。 「令和元年」の新入園児は、3歳未満の子を中心に35人の子どもたちでした。70人近い入所希望児の半数の子どもたちを迎えました。 保育園の仕事は、3月に卒園児を送り出し、4月に新入園児を迎えるという、毎年繰り返しの仕事ですが、それは不思議にマンネリ化することはなく、常に新しい感動を起こす大変しあわせな活動です。 そして、年度が終わる折には、「あれも出来なかった、これも不充分だった」と反省ばかりし、新しい年度始めには「今年こそ実現しよう」と意欲を生み出します。こうした繰り返しの中で、少しずつ中味が変わり進展していくものがあります。これが物事の発展なのでしょう。 毎年そうですが、今年も卒園児の子を迎えました。その子の「おじいちゃん、おばあちゃん」もまた、孫の送り迎えに2回目の保育園通いが始まります。こうして3世代に渡るお付き合いがあるのも、保育園の特徴でしょう。これは大変嬉しく、また楽しい人間関係を作り上げます。 人の関係が薄くなった社会の中で、保育園がその絆を担っているように思います。 今年も「親と園とで育てる子ども」を目標に努力していきたいと強く思うところです。 |